富士フイルム (T:4901):4833円(+52円)反発。
2020年代半ばにはヘルスケア事業の売上高を今期見通しの約2倍にあたる1兆円に伸ばす計画と報じられている。
営業利益は同時期に1000億円を目指すようだ。
市場が拡大するバイオ医薬品の開発製造受託で受注を増やすほか、医療機器や病院向けITシステム、再生医療などにも注力していく。
主力の事務機の成長が頭打ちとなるなか、成長分野と位置付けられているヘルスケア事業の拡大見通しをポジティブ視する動きが優勢に。
千代化建 (T:6366):291円(-20円)大幅続落。
米プラント企業のマクダーモットの株価が前日に63%安と急落している。
マクダーモットはキャメロンLNGプロジェクトにおいて同社の合弁パートナーとなっている。
マクダーモットの先行き懸念が同社の負担増につながるとの見方も優勢に。
マクダーモットは石油相場下落で新規受注が減っていたなか、昨年には米建設会社を買収したことで、債務負担が大きく膨らんでいる状況にあるもよう。
巴川紙 (T:3878):1032円(+122円)ストップ高。
子会社製包装用紙テープがアマゾンで採用と一部で伝わっていることが材料視されているもよう。
過去にも一部報道で、グループ企業の日本理化製紙が展開するガムテープに脚光が当たるなどと伝わっていた。
社名は明らかにされていなかったが、通信販売大手会社から梱包作業における生産性向上にガムテープの機能性が認められたとされ、同企業の採用を皮切りに関心を持つ顧客が増加とされている。
サマンサJP (T:7829):281円(-13円)大幅に反落。
コナカ (T:7494)との資本業務提携で基本合意書を締結したと発表している。
店舗出店でノウハウや情報の共有、共同出店などを行うほか、サマンサJP (T:7829)からコナカグループへの商品供給を実施する。
コナカはサマンサタバサ株1104万6600株(取得価額33.36億円)を取得している。
議決権所有割合は31.30%。
ただ、株式取得は2日に公表済みであり、基本合意を受けて材料出尽くしとの見方から売り優勢となっている。
三菱UFJ (T:8306):568.9円(+2.9円)反発。
前日の米FOMCでは市場の想定通りに0.25%の利下げが決定された。
ただ、FOMCメンバーの政策金利見通しでは、2019年と20年は追加利下げを見込んでいないことが明らかになり、FRB議長発言では追加利下げの可能性を否定しなかったものの、追加緩和期待がやや後退する展開になっている。
米長期金利の低下は小幅にとどまっており、同社をはじめ銀行株には買い安心感が先行する形に。
曙ブレーキ (T:7238):188円(+16円)急伸。
事業再生ADR手続きが成立したと前日に発表している。
債権者である37の取引金融機関すべてから事業再生計画について同意が得られたもよう。
債務免除の対象となる債権額は約560億円で、借入金の約半分に相当する。
債務免除益は特別利益に計上することになる。
事業再生ADR承認への期待感は高まっていたが、正式決定を受けてあらためて、再生期待が高まる展開になっているようだ。
静甲 (T:6286):590円(+14円)大幅に反発。
20年3月期の中間配当を従来予想の8.00円から13.00円(記念配当5.00円含む。
前期実績8.00円)に増額修正している。
5月18日に創業80周年を迎えたことから、記念配当を実施する。
年間配当は従来予想の16.00円から21.00円(同16.00円)に修正する。
配当の見直しに加え、株価が200日移動平均線を上抜けたことも投資資金の流入につながっているようだ。
トビラシステムズ (T:4441):6030円(+180円)急伸。
10月10日を基準日として、1株につき3株の割合で分割すると発表している。
株式の投資単位当たりの金額を引き下げ、投資しやすい環境を整えて流動性の向上と投資家層の拡大を図る。
併せて定款を一部変更し、発行可能株式総数を1000万株から3000万株に引き上げる。
前日まで値下がりが続いたことも値頃感を生み、買いにつながっているようだ。
イグニス (T:3689):1153円(+48円)急伸。
10月28日から開催される「第32回東京国際映画祭」のVR特設ステージに、子会社が開発・運営するバーチャルライブアプリ「INSPIX LIVE」の技術を提供すると発表している。
VR特設ステージでは、5Gで実現するVRライブを体験できる。
INSPIX LIVEは自宅にいながら音楽ライブやバーチャル握手会に参加することができ、出演者とリアルタイムでコミュニケーションを取ることができるサービス。