10日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:こう着の中、ALiNKなどIPOの好スタートを見極め■前場の注目材料:ミライアル、3Q営業利益7.8%減、進捗率90.3%■日産自、座間事業所の一部売却、イケアに100億円で■こう着の中、ALiNKなどIPOの好スタートを見極め10日の日本株市場はこう着感の強い相場展開が続こう。
9日の米国市場では、NYダウが105ドル安だった。
10日から始まる連邦公開市場委員会(FOMC)や、15日に期限を迎える対中追加関税措置の発動可否を見極めたいとの思惑から、様子見ムードとなっている。
この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の23370円。
円相場は1ドル108円50銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い先行の展開となろう。
もっとも、重要なイベント前の流れでもあるため、仕掛け的な流れには向かいづらく、日経平均は足元のもち合いレンジでのこう着といったところであろう。
昨日もギャップスタート後は狭いレンジでのこう着だったこともあり、方向感は出難いところである。
昨日は買い一巡後はこう着となったが、重要イベントを控えていることをみれば、上値の重さというよりも底堅さが意識された格好であろう。
週末にメジャーSQを控えていることから、オプション権利行使価格の23375-23500円処が現時点では居心地の良いところ。
これをブレイクしたとしても23500-23625円のレンジを意識する格好となる。
一方で23375円を処を下放れてくるようだと23250-23375円のレンジに移行するため、ヘッジに伴う売りは意識しておきたいところ。
もっとも、基本的にはロール中心であるため、小幅な値動きといったところであろう。
物色の流れとしては、積極的にポジションを取りに行く動きが限られる半面、いったんは利益確定といった意識に向かわせやすく、先行して上昇していた銘柄や足元で好循環の中小型株などへは利食いの動きが強まる可能性がありそうだ。
また、本日からIPOラッシュとなり、SOSiLA物流リート投資法人 {{|0:}}、テクノフレックス (T:3449)、ALiNKインターネット (T:7077)が上場する。
マザーズに上場するALiNKインターネットに人気が集中しそうであるが、それ故に資金に広がりがみられなくなるため、まずは好スタートによる需給の広がりを見極めたいところであろう。
■ミライアル、3Q営業利益7.8%減、進捗率90.3%ミライアル (T:4238)が発表した第3四半期決算は、営業利益が前年同期比7.8%減の9.94億円だった。
通期計画に対する進捗率は90.3%となる。
半導体業界の調整局面は継続しているが、半導体関連製品の需要は低調に推移しているほか、成形機の市況も厳しいものの、前年受注分が順調に出荷され、計画通りの進捗に。
■前場の注目材料・日経平均は上昇(23430.70、+76.30)・1ドル108円60-70銭・米長期金利は低下・日銀のETF購入・株安局面での自社株買い・日産自 (T:7201)座間事業所の一部売却、イケアに100億円で・NTT (T:9432)埋め込み電子機器開発へ、独工科大と医療向け・大阪ガス (T:9532)海外エネ収益拡大、セグメント利益、来年度200億円・ソフトバンク (T:9434)「3G」終了、24年1月に・GSIクレオス (T:8101)凸版と生分解性プラ製品を共同開発・カナモト (T:9678)24年に売上高2280億円目指す、国内に30営業拠点新設☆前場のイベントスケジュール・10:30 中・11月消費者物価指数(前年比予想:+4.2%、10月:+3.8%)・10:30 中・11月生産者物価指数(前年比予想:-1.5%、10月:-1.6%)
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