本日のマザーズ先物は、手掛かり材料に乏しく買い見送り機運が強まりそうだ。
前週末の米国市場は、米中貿易協議の「第1弾」合意を受けて買いが先行してはじまったものの、合意文書に署名することはなかったほか、今後始まる「第2弾」の交渉への不透明感も残り、上値は重く、小幅高にとどまった。
本日の日経平均も好材料出尽くし感から反落スタートが予想され、個人投資家センチメントに影響する形でマザーズ先物の重しとなりそうだ。
また、本日はマザーズ市場にJMDC (T:4483)、ランサーズ (T:4484)が新規に上場する。
先週から始まったIPOラッシュによって、ここ最近は、直近のIPO銘柄には資金が集まる一方で、そーせい (T:4565)やラクス (T:3923)、Sansan (T:4443)といった時価総額上位銘柄群については大幅な下落基調が目立っている。
そのため、今週も、直接的にはマザーズ先物に影響を与えることのないIPO銘柄が物色される一方で、指数インパクトの大きい銘柄は引き続き軟調推移となりそうで、マザーズ先物も上値が重い展開となることが予想される。
上値のメドは860.0pt、下値のメドは845.0ptとする。