本日のマザーズ先物は、前日の米国株高など外部環境の落ち着きは支援要因となりそうだが、サンバイオ (T:4592)ショックが続くなら上値圧迫要因になりそうだ。
前日の米国市場では、米中貿易協議の「第1段階」合意を好感する流れが続いていたところに、市場予想を上回る中国の経済指標が追い風となり、主要株価指数は史上最高値を更新した。
円相場も1ドル=109円台半ばへと円安傾向にあり、外部環境の落ち着きは個人投資家マインドの好転に寄与しそうだ。
ただ、前日のマザーズ市場は、大日住薬 (T:4506)との契約を解消したサンバイオが制限値幅いっぱいまで売られ、他のバイオ関連株にも売りが波及し、マザーズ先物を圧迫した。
それだけに、本日もサンバイオの下落が鮮明になるなら、マザーズ先物にもマイナスの影響を与えるとみられ、バイオ関連銘柄の動向には注意が必要だろう。
また、本日は、フリー (T:4478)とウィルズ (T:4482)の2社が新規に上場し、IPO銘柄に資金が集まることもマザーズ先物の上値圧迫要因となりそうだ。
上値のメドは860.0pt、下値のメドは845.0ptとする。