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注目銘柄ダイジェスト(前場):有機薬、アクリート、レカムなど

発行済 2020-02-19 11:59
更新済 2020-02-19 12:01
© Reuters.  注目銘柄ダイジェスト(前場):有機薬、アクリート、レカムなど

有機薬 (T:4531):338円(+80円)ストップ高。

抗ウイルス点眼薬などを手掛けており、新型ウイルス対策関連の出遅れ銘柄として関心が高まっているもよう。

株価水準の値頃感も強く、短期資金の値幅取り商いが中心とみられる。

本日はウイルス対策関連の小型材料株が揃って軟化する動きとなっているものの、その分、出遅れ銘柄を探る動きは活発化している様子。

トレンド (T:4704):5920円(+40円)切り返して反発。

前日に19年12月期の決算を発表、営業利益は377億円で前期比5.2%増益、市場予想はやや下回る着地に。

コスト負担増などが影響して、10-12月期は微減益に転じている。

20年12月期は377億円で横ばい見通し。

市場予想を30億円程度下回る水準に。

ネガティブ視する動きが先行したものの、足元の受注は想定以上に好調でもあり、ガイダンスは保守的との見方も優勢になってきている。

村田製 (T:6981):6270円(+156円)反発。

前日は米アップルが1-3月期売上高見通しの達成は難しいとの見方を示したことで、同社へのマイナス影響が懸念される形となって大幅安となったが、本日は押し目買いが優勢の展開に。

前日のアップル株価が1.8%程度の下げにとどまったことで、過度な懸念は後退の方向とみられる。

ウイルス感染の影響による生産調整の広がりは十分織り込まれつつあるとの見方にも。

日清粉G (T:2002):1961円(+83円)大幅続伸。

野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も2450円から2650円に引き上げている。

海外事業の成長を織り込んで収益予想を上方修正しているもよう。

需給改善に伴う米国製粉事業の業績回復、米Amarin社向けEPA-E事業の利益成長継続、夏からスタートするインドイースト事業の成長など、海外をけん引役とした成長性は株価に織り込まれていないとの判断。

SUMCO (T:3436):1848円(+54円)反発。

発行済み株式数の0.74%に当たる218万株、33億円を上限とする自社株買いの実施を発表している。

取得期間は2月19日から3月24日まで。

また、取得した株式全株を4月10日に消却ともしている。

株主還元の強化、資本効率の向上が目的としている。

決算発表時に総還元性向41%を予定としていたため、自社株買いは想定線ともいえるが、短期的な需給の下支えになるとしてポジティブな反応が優勢に。

グッドスピード (T:7676):1234円(+49円)大幅に3日続伸。

メルカリ (T:4385)が主催する「メルカリ教室」の開催パートナーとして、3月6日から「グッドスピードMEGA  SUV知立店」の一部スペースを同教室の開催場所として提供すると発表している。

メルカリ教室では、メルカリアプリの使い方を誰でも気軽に習うことができるという。

開催場所の提供によって集客への波及効果が期待できるとの見方から買いが入っているようだ。

アクリート (T:4395):926円(+147円)大幅に3日ぶり反発。

NTTドコモ (T:9437)、KDDI (T:9433)、ソフトバンク (T:9434)の大手キャリア3社が提供する「+メッセージ」公式アカウントサービスを一元的に企業、自治体等に提供するサービスを開始すると発表している。

配信プラットフォームがリッチコンテンツとテキストを適切に選択して送信するため、企業などは送信先の利用状況を事前に把握する必要がなくなる。

3月以降に順次パートナー企業によるトライアル受付を開始する。

レカム (T:3323):103円(+5円)大幅に反発。

100万株(1億円)を上限に自社株を取得すると発表している。

発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は1.41%。

取得期間は19日から3月18日まで。

株主還元と資本効率の向上、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的。

自社株買いの発表に加え、前日に昨年来安値(98円)を付けており、押し目買いが入っていることも株高につながっているようだ。

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