Gunosy (T:6047):878円(-91円)急反落。
前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は5億円で前年同期比73.0%減と大幅減益だが、12-2月期は広告宣伝費などのコストコントロールにより微増益を確保した。
通期予想は、広告売上高の減少によって売上高は大幅下方修正も、大幅なコスト削減により、営業利益10億円、前期比56.63%減益を据え置いている。
ただ、当面の売上回復に不透明感を残す中、21年5月期収益コンセンサスは切り下がる形となっているようだ。
IDOM (T:7599):458円(+61円)急伸。
前日に20年2月期の決算を発表、営業利益は90.9億円で前期比2.7倍、従来予想の64.5億円を大幅に上回る着地となった。
小売台数が想定以上に増加し、収益への寄与も大きくなったもよう。
21年2月期は58億円で同36.2%減益の見通しだが、前期実績が上振れたことで、水準自体は市場期待も上回ったとみられる。
また、発行済み株式数の3.0%に当たる300万株上限の自社株買い実施も発表、本日の立会外取引で100万株を取得。
串カツ田中 (T:3547):1316円(+181円)急騰。
前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2.85億円で前年同期比91.5%の大幅増益となった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で第2四半期の業績悪化は避けられないとみられるが、上半期計画3.20億円、同5.3%増に対して好調な滑り出しとなっている。
また、発行済み株式数の5.3%に当たる50万株、5億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は4月15日から6月30日としている。
国際帝石 (T:1605):633.7円(-33.5円)大幅反落。
前日のNY原油相場では、WTI先物5月限が1バレル=20.11ドルとなり、前日比10.3%の大幅安となった。
一時は2週ぶりの20ドル割れとなっている。
OPEC加盟国と非加盟国は減産で合意しているものの、新型コロナウイルスによる需要の減少で、さらなる減産が必要との見方が優勢になっている。
週間在庫統計の発表を控えて先回り的な売り圧力も強まっているようだ。
同社など石油関連株の売り材料につながっている。
綜研化学 (T:4972):1097円(+91円)大幅に続伸。
20年3月期の営業利益を従来予想の19.00億円から20.50億円(前期実績21.13億円)に上方修正している。
コスト削減に加え、中国の持分法適用関連会社の出資持分譲渡に伴う法人税などの減少で利益が押し上げられた。
また、中国子会社が黒字基調に転じ、繰越欠損金に係る繰延税金資産を計上したことも寄与する見通し。
同社株は6日に年初来安値(953円)を付けており、値頃感も買いやすさにつながっているようだ。
リックソフト (T:4429):5880円(+370円)大幅に続伸。
21年2月期の営業利益予想を前期比34.3%増の5.40億円と発表している。
Atlassianなど他社製品の販売に注力するとともに自社製品の開発・バージョンアップやクラウドサービスRickCloudの売上拡大で業績向上を目指す。
同時に発表した20年2月期の営業利益は8.3%増の4.02億円で着地した。
自社開発のWBS Gantt-Chart for Jira Cloudの販売を開始したほか、米国子会社の売上が前年度より約30%増加した。