20日のマザーズ先物は前週末比11.0pt高の733.0ptと6日続伸して終了した。
高値743.0pt、安値は717.0pt。
取引高は4061枚。
本日のマザーズ先物は、米国株の上昇を受けたマインド改善を背景に買いが継続した。
前週末の米国市場は、米国経済の早期再開への期待感などから買いが優勢となり、NYダウは大幅に続伸した。
こうした外部環境の好転を背景にセンチメントが改善したほか、市場では「マザーズ市場に上場を予定していた新規企業が相次いで上場を中止、延期を表明したことで、直近IPO銘柄への見直し買いが続き値を上げる銘柄が増加したことも投資マインドの改善につながった」との指摘が聞かれ、マザーズ先物は一時前週末比21.0pt高の743.0ptまで上伸した。
ただ、連騰に対する警戒感から利食い売りや戻り待ちの売りに上値の重い展開となったが、市場では「マザーズ市場では信託銀行が3月第2週から5週連続で買い越しが続いており、年金などの買いが続いていることも好需給をもたらし、全般を堅調に推移させている要因」との声も聞かれた。
本日のマザーズ市場では、新規上場企業の中止が相次いでいることから、直近IPO銘柄の見直し買いの流れが波及しドラフト (T:5070)が前週末比300円(+27.52%)高の1390円、抗ガン剤化合物が臨床第3相試験に移行する見通しとなったDELTA−P (T:4598)が前週末比300円(+26.20%)高の1445円、「枚方つーしん」運営するmorondoを子会社化するINC (T:7078)も前週末比300円(+25.04%)高の1498円といずれもストップ高まで買われた。
また、キッズスマイル (T:7084)が前週末比496円(+24.52%)高の2519円と大幅に続伸し、松屋R&D (T:7317)、サイバーセキュリティクラウド (T:4493)もともに制限値幅いっぱいまで買い進まれた。