22日の日経平均は続落。
142.83円安の19137.95円(出来高概算12億4000万株)で取引を終えた。
米国では原油相場の急落によって利益確定の流れが強まり、相場をけん引していたハイテク株が軟調な展開をみせるなか、この流れを引き継ぐ展開となった。
指数インパクト大きいソフトバンクG (T:9984)、東エレク (T:8035)が指数を押し下げる格好となり、寄り付き直後には19000円を割り込む局面もみられた。
その後は、日銀のETF買い入れ観測から下げ渋りをみせており、続落ながらも本日の高値で取引を終えている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の7割を占めている。
セクターでは、空運、石油石炭、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、ゴム製品、輸送用機器が軟調。
半面、バルプ紙、その他製品、医薬品、陸運、建設、電力ガスが小じっかり。
指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG、東エレクのほか、ファミリーマート (T:8028)、オリンパス (T:7733)、資生堂 (T:4911)が冴えない。
一方で、ファーストリテ (T:9983)、アドバンテスト (T:6857)が下支え。
日経平均は日銀のETF買い入れによる需給要因があったとみられ、これにより一先ず19000円を上回っている。
本日の処は19000円がサポートとして機能した格好であり、引き続き同水準での底堅さがみられるかが意識されやすいところであろう。
商いが低水準であるため、指数インパクトの大きい値がさ株の影響を受けやすい点には注意が必要である。
まずは、米国市場が反発をみせてくるかが注目されるほか、原油相場の動向が注目される。
ネットフリックスが決算発表を受けて時間外で上昇していたこともあり、GAFA銘柄の動向などへの物色も期待される。
その他、原油先物が落ち着きをみせてくることが現時点では一番関心が集まっており、まずは原油の落ち着きどころを見極めたい。