日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は28日、前日比-0.31pt(下落率1.29%)の23.72ptと低下した。
なお、高値は24.53pt、安値は23.66pt。
先週末の米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。
今日は9月末の配当や株主優待の権利付き最終売買日に当たり、配当や優待の権利取りの買いや、指数連動型ファンドによる配当金再投資の先物買いも指摘され、日経225先物は底堅い動きとなり、取引終了にかけて上げ幅を拡大した。
一方、欧米での新型コロナ感染再拡大や米中ハイテク摩擦の激化への懸念は継続し、市場心理が大きく改善することはなく、日経VIは先週末水準近辺で狭いレンジでの動きに終始した。
【日経平均VIとは】日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。
日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。
一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています