16日の日経平均は5営業日ぶりに反落。
119.79円安の29688.33円(出来高11億7000万株)で取引を終えた。
米ハイテク株高の流れを引き継ぎ買い先行して始まり、取引開始直後に一時29909.97円まで上昇した。
ただし、3万円の大台を前に利食い売りが次第に増加し、買い一巡後は上値の重い展開だった。
また、イエレン米財務長官が16日、連邦政府の財政資金は来月15日まで確保されているものの、その先は枯渇する恐れがあると警告したことで、米債務上限問題の再燃を警戒する向きもあり、こう着感の強い相場展開が続いた。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1700を超え、全体の8割近くを占めた。
セクター別では、鉱業、精密機器、海運、金属製品など5業種が上昇。
一方、空運、サービス、水産農林、倉庫運輸、小売など28業種が下落した。
指数インパクトの大きいところでは、東エレク (T:8035)、アドバンテス (T:6857)、日東電工 (T:6988)、スズキ (T:7269)、テルモ (T:4543)が堅調だった半面、リクルートHD (T:6098)、ファーストリテ (T:9983)、ダイキン (T:6367)、KDDI (T:9433)、アステラス薬 (T:4503)が軟化した。
前日の米国市場上昇や為替も1ドル=114円台後半まで円安が進むなど外部環境の好転を背景に主力銘柄中心に買われた。
利益確定売りが次第に膨らんだほか、時間外取引での米株先物が軟調に推移していることも手控えムードにつながった。
一方、19日には岸田政権による大規模な経済対策が発表される見通しなだけに、株価水準が下がったところでは押し目を拾う動きもあり、29700円前後でのもみ合いが続いた。
日経平均は3万円の大台目前まで迫り跳ね返されたが、市場関係者からは「3万円の大台回復は時間の問題なうえ、これまで中立スタンスでいた投資家が強気に傾く可能性も出てくると想定され、相場の景色も変わってくる」との声が聞かれた。
また、明日発表される先週の投資部門別売買動向での外国人投資家の動向がどう変化しているのかを見極めたいと見る向きもいたため、海外勢が大きく動いていたのなら、年末高に向けた期待感も高まってくる可能性があるだけに注目されそうだ。
119.79円安の29688.33円(出来高11億7000万株)で取引を終えた。
米ハイテク株高の流れを引き継ぎ買い先行して始まり、取引開始直後に一時29909.97円まで上昇した。
ただし、3万円の大台を前に利食い売りが次第に増加し、買い一巡後は上値の重い展開だった。
また、イエレン米財務長官が16日、連邦政府の財政資金は来月15日まで確保されているものの、その先は枯渇する恐れがあると警告したことで、米債務上限問題の再燃を警戒する向きもあり、こう着感の強い相場展開が続いた。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1700を超え、全体の8割近くを占めた。
セクター別では、鉱業、精密機器、海運、金属製品など5業種が上昇。
一方、空運、サービス、水産農林、倉庫運輸、小売など28業種が下落した。
指数インパクトの大きいところでは、東エレク (T:8035)、アドバンテス (T:6857)、日東電工 (T:6988)、スズキ (T:7269)、テルモ (T:4543)が堅調だった半面、リクルートHD (T:6098)、ファーストリテ (T:9983)、ダイキン (T:6367)、KDDI (T:9433)、アステラス薬 (T:4503)が軟化した。
前日の米国市場上昇や為替も1ドル=114円台後半まで円安が進むなど外部環境の好転を背景に主力銘柄中心に買われた。
利益確定売りが次第に膨らんだほか、時間外取引での米株先物が軟調に推移していることも手控えムードにつながった。
一方、19日には岸田政権による大規模な経済対策が発表される見通しなだけに、株価水準が下がったところでは押し目を拾う動きもあり、29700円前後でのもみ合いが続いた。
日経平均は3万円の大台目前まで迫り跳ね返されたが、市場関係者からは「3万円の大台回復は時間の問題なうえ、これまで中立スタンスでいた投資家が強気に傾く可能性も出てくると想定され、相場の景色も変わってくる」との声が聞かれた。
また、明日発表される先週の投資部門別売買動向での外国人投資家の動向がどう変化しているのかを見極めたいと見る向きもいたため、海外勢が大きく動いていたのなら、年末高に向けた期待感も高まってくる可能性があるだけに注目されそうだ。