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午後3時のドルは145円半ば、米CPI控えポジション調整に終始

発行済 2024-01-11 15:47
更新済 2024-01-11 15:54
© Reuters.  1月11日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.73/76円)に比べてドル安/円高の145円半ばで取引されている。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(
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Hiroko Hamada

[東京 11日 ロイター] -

午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.73/76円)に比べてドル安/円高の145円半ばで取引されている。今晩の米消費者物価指数(CPI)の公表を控えて積極的な売買が手控えられる中、利益確定売りが優勢となった。ただ、一巡後は方向感なく小動きの展開が続いた。

ドルは朝方、145円後半で推移していたが、次第にドル売りが優勢となった。午後には一時145.28円付近の安値を付けたが、その後は145円半ばで一進一退となった。

市場では「足元で146円をトライする材料はなく、米CPI発表を前にいったん利益を確定する動きが優勢となったようだ」(楽天証券のFXディーリング部・荒地潤氏)との指摘が聞かれた。

マーケット参加者の関心は米CPIに集まっている。強い結果となれば、米金利上昇に伴いドル高に振れるとの予想も聞かれる。

りそなホールディングスの市場企画部シニアストラテジスト、井口慶一氏は、「市場は米連邦準備理事会(FRB)が早ければ3月にも利下げに転じると織り込んでおり、(CPIの結果で)早期利下げ観測が後退すればドルは147円手前まで上昇する可能性があるのではないか」との見方を示した。

ユーロ/ドルは1.0976ドル付近で、前日のニューヨーク市場終盤(1.0972/73ドル)とほぼ横ばい圏。りそなの井口氏は、月末に控えている欧州中央銀行(ECB)理事会、 米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過するまではユーロは動きづらく、目先2週間程度は方向感のない値動きになりそうだ、という。

ユーロ/円は159円後半で小動きが続いた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

© Reuters.  1月11日、午後3時のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(145.73/76円)に比べてドル安/円高の145円半ばで取引されている。写真はドル紙幣、2020年5月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

午後3時現在 145.48/145.51 1.0978/1.0980 159.73/159.74

午前9時現在 145.72/145.73 1.0972/1.0976 159.93/159.94

NY午後5時 145.73/145.76 1.0972/1.0973 159.92/159.96

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