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20.13円高の19691.39円(出来高概算21億3000万株)で取引を終えた。
10日の米国株が高安まちまちと方向感に乏しかったことから利食い先行で始まったが、米アップルの下落影響から売りが先行した村田製 (T:6981)、TDK (T:6762)、日東電 (T:6988)などが切り返すなど、押し目買い意欲の強さが窺えた。
また、前日のインデックスイベントによる反動が意識されていた日本郵政 (T:6178)、ゆうちょ銀行 (T:7182)なども商いが活発であり、投資家のセンチメントは明るい。
日経平均は小幅な上昇にとどまっているが、本日も寄付きが安値となっており、次第に押し目待ちに押し目なし、といった心理状態にもつながりそうである。
明日、明後日も多くの企業が決算を発表するため、全体としては模様眺めムードが強そうであるが、決算ピーク通過後には改めて物色対象を見直す流れなどにも向かいやすいだろう。
郵政グループ3社の好調やメガバンクの足元でのリバウンドによって良好な需給環境の中、次第に物色対象にも広がりが見られる展開が意識されよう。