プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

ユーロ週間見通し:伸び悩みか、フランスの政治リスクと日本の為替介入を意識

発行済 2024-06-29 14:13
更新済 2024-06-29 14:15
EUR/USD
-
USD/JPY
-
EUR/JPY
-
*14:13JST ユーロ週間見通し:伸び悩みか、フランスの政治リスクと日本の為替介入を意識 ■下げ渋り、フランスの財政悪化を警戒したユーロ売りは一巡化

今週のユーロ・ドルは下げ渋り。
フランスの財政悪化を警戒したユーロ売り・米ドル買いは一巡し、欧州中央銀行(ECB)は追加利下げを急がない方針であることから、ユーロ・ドルは一時1.0746ドルまで買われた。
ただ、米長期金利が週末前に上昇したことから、リスク選好的なユーロ買い・米ドル売りは拡大しなかった。
取引レンジ:1.0666ドル-1.0746ドル。


■もみ合いか、フランスの政治リスクを引き続き警戒

来週のユーロ・ドルはもみ合いか。
6月30日のフランス議会選で右派勢力が躍進すれば、7月7日の決戦投票に向け欧州財政リスクによるユーロ売りが強まりそうだ。
欧州中央銀行(ECB)の追加利下げへの思惑もユーロ売りを後押し。
一方、米雇用統計内容が市場予想を下回った場合、米国の9月利下げ観測が強まり、ユーロ買い・米ドル売りがやや強まる可能性がある。


予想レンジ:1.0600ドル-1.0780

■強含み、リスク回避の円買いは縮小

今週のユーロ・円は強含み。
フランスの財政悪化を懸念したリスク回避のユーロ売り・円買いは一巡し、日米金利を意識した米ドル買い・円売りが活発となったことから、ユーロ・円は週初の170円前半から6月28日には172円台まで上昇した。
円安進行でも日本の為替介入は実施されなかったことも影響したようだ。
取引レンジ:170円33銭-172円45銭。


■伸び悩みか、フランスの政治リスクと日本の為替介入を意識

来週のユーロ・円は伸び悩みか。
6月30日のフランス議会選で右派勢力が躍進した場合、7月7日の決戦投票に向けリスク回避のユーロ売りが強まる可能性がある。
欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ観測もユーロ売りを支援しよう。
一方、円安進行で日本政府による為替介入に対する警戒感は高まっており、リスク回避の円買いがユーロを下押しする可能性もある。


○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・2日:6月消費者物価コア指数(5月:前年比+2.9%)
2日:5月失業率(4月:6.4%)

予想レンジ:169円50銭-174円50銭


最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます