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ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日銀追加緩和の有無が焦点に

発行済 2016-04-23 15:03
更新済 2016-04-23 15:33
ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日銀追加緩和の有無が焦点に
■弱含み、金利先安観は払しょくされず 先週のユーロ・ドルは弱含み。
欧州中央銀行(ECB)による追加緩和の可能性は残されており、金利先安観は払しょくされていないことから、短期筋などのユーロ売りがやや優勢となった。
週末前に米ドル高・円安が急速に進んだこともユーロ安・米ドル高の一因となったようだ。
取引レンジは1.1218ドル-1.1398ドル。
■もみあいか、株式・原油相場の動向が手掛かり材料に 今・来週のユーロ・ドルはもみあいか。
4月26-27日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利上げは見送られる公算でユーロ買い・ドル売りがやや強まる可能性がある。
ただ、欧州中央銀行(ECB)は緩和方向を維持する構えのため、ユーロ買いが大きく広がる状況ではないとみられている。
欧米、アジアの株式や原油価格の動向が材料視されることになりそうだ。
予想レンジ:1.1100ドル-1.1350ドル ■上昇、米ドル高・円安の影響受ける 先週のユーロは対円で上昇。
週末前に米ドル高・円安が急速に進んだことが影響した。
欧州中央銀行(ECB)は金融政策の現状維持を決定したが、日本銀行による追加緩和への思惑が広がり、リスク選好的なユーロ買い・円売りが観測された。
取引レンジは121円72銭-125円51銭。
■伸び悩みか、日銀追加緩和の有無が焦点に 今・来週のユーロ・円は伸び悩みか。
27-28日の日銀金融政策決定会合が焦点となりそうだ。
追加緩和見送りの場合は円買い・ユーロ売りがやや強まる見通し。
ただし、将来的な追加緩和期待が失われることはないとみられており、円買い・ユーロ売りが急速に広がる可能性は低いとみられる。
○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント ・4月29日:3月失業率(予想:10.3%、2月:10.3%) ・4月29日:4月消費者物価コア指数(予想:前年比+1.0%、3月:+1.0%) ・4月29日:1-3月期域内総生産(10-12月期:前年比+1.6%) ・5月4日:3月小売売上高(2月:前月比+0.2%) 予想レンジ:123円00銭-127円00銭

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