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東京外為市場・午後3時=ドル81円後半でこう着、円弱含むも米金利低下で身動きとれず

発行済 2011-05-20 15:36

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 81.75/76  1.4326/28  117.10/14

正午現在   81.67/68  1.4311/12  116.89/91

午前9時現在 81.68/73  1.4325/27  117.06/10

NY17時現在 81.63/68  1.4307/13 116.78/83

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 [東京 20日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点

とほぼ同じ81円後半。主要通貨に対して円がやや弱含んだものの、米金利が低水準で推

移したことから、ドル/円は身動きが取れずこう着した。アジア時間の主要材料と見られ

ていた日銀の決定会合にもほとんど反応しなかった。

 午後3時までのドル/円の値幅は17銭。日本企業による欧州企業の買収に絡んだ思惑

などから今週は円が売られやすく、きょうもその地合いを引き継いだ。クロス円が小幅に

上昇したことにつられてドル/円もやや強含んだが、上値も限られた。「(ドル/円は)

83円後半ぐらいまでは実需が上値を抑えるプレッシャーがない。(日米の)金利差さえ

あれば上昇する環境」(みずほコーポレート銀行マーケット・エコノミストの唐鎌大輔氏

)だが、ドル/円と相関関係の強い米2年債利回りが前日に大きく低下。ドル

/円の重しとなった。

 この日は日銀の金融政策決定会合が材料になるとみられていた。注目は、前回の会合で

西村清彦副総裁が提案した資産買い取り基金の増額について、賛成票が増えるかどうか。

しかし今回の会合では、提案そのものがなかった。予想外の内容だったにもかかわらず、

外国為替市場の反応は限られた。

 「本来は円高に振れないとおかしい。FOMC(米連邦公開市場委員会)にしても、B

OE(イングランド銀行)にしても、投票バランスが変化したときは市場で材料視される

ものだが、今回の日銀会合は超無風だった」(外為どっとコム総研の植野大作社長)との

声が聞かれた。「それだけ市場が気にしていなかったのか。ドル/円は強烈な円高と円安

を繰り返して、極端な持ち高の傾きがなくなっているのかもしれない」(同)という。

 ユーロは対ドル、対円ともにやや上昇。午後に入って上げ幅を拡大した。豪ドルは対ド

ル、対円ともにほぼ横ばいで推移した。

 (ロイターニュース 久保 信博記者)

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