[ワシントン 24日 ロイター] - ロイターとイプソスの最新世論調査で、米共和党員の過半数が2020年の大統領選で本当に勝利したのはトランプ大統領だったと信じていることが分かった。敗因はバイデン陣営の不正選挙と考えているという。
調査は5月17─19日に全米で実施。その結果、トランプ氏が「真の米大統領」だと現在も考えている回答者の割合が、共和党員では53%、民主党員では3%、全米の成人では25%だった。
選挙不正が行われたと考えている回答者の割合は、全成人の約4分の1、共和党員の56%だった。昨年11月13─17日に実施した同様の調査でも、それぞれの割合は28%、59%で、概ね同水準だった。
さらに、選挙がトランプ氏から「盗まれた」と感じている回答者は共和党員の61%に達した。1月6日に起きた議会議事堂襲撃事件の責任の一端がトランプ氏にあると考えている共和党員の割合は29%にとどまった。
昨年11月と今回の調査は、全米でオンライン形式、英語で実施。今回の調査では成人2007人が回答。このうち民主党員は909人、共和党員は754人だった。誤差は4%ポイント。