[ブリュッセル 21日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は21日、ロシアによるウクライナ国境付近での軍備増強を背景とした緊張への対処に向け、「ロシアと有意義な対話を持つ準備は整っている」とし、「来年可能な限り早期」に会合を開きたいという考えを表明した。
ロシアがウクライナのNATO加盟断念を求めていることについては、ウクライナの将来の加盟を巡る決定はNATOとウクライナが下すと強調。「いかなるロシアとの対話も、欧州の安全保障の基本理念が尊重される」とし、「全ての同盟国を守る権利、ウクライナを含む全ての欧州諸国が自らの道を選択する権利に関し、決して妥協しない」と述べた。