[キエフ/ワシントン 11日 ロイター] - ウクライナのクレバ外相は11日、ブリンケン米国務長官との電話協議後、両国は外交を通じてロシアとの緊張緩和を目指すことで引き続き結束しており、ロシアの攻撃抑止に向けて緊密に協力していると述べた。
ロシアはこの日、ウクライナとの国境付近で戦車と実弾を使った軍事演習を実施した。
12日にはブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)加盟国とロシアの会合、13日にはウィーンで欧州安保協力機構(OSCE)の会合が開かれる。
クレバ外相は「ロシアとの外交交渉の週となる中、ウクライナと米国は外交と強さを通じた緊張緩和の模索で引き続き結束している。ロシアのさらなる攻撃を抑止するため緊密な協力を続ける」とツイッターに投稿した。
米国務省のプライス報道官によると、ブリンケン長官は電話協議で、ウクライナに関する実質的な議論をウクライナ抜きで行うことはないと確約した。
また、ロシアがさらなる対立の道を選べば、米国とその同盟国やパートナーはロシア経済に多大な代償を強いるとともに、前線の同盟国でNATOのプレゼンスを強化し、ウクライナへの防衛支援を増強する用意があると改めて伝えたという。