[ニューデリー 25日 ロイター] - インドのドバル国家安全保障担当補佐官は25日、中国の王毅国務委員兼外相と会談し、北部ラダックから早期に部隊を完全に撤収させるよう求めた。インド側関係筋が明らかにした。
ラダックで対峙(たいじ)している部隊の撤退が関係改善の鍵とインド側は考えているという。
王氏は24日遅くにニューデリーに到着。2020年に国境付近の係争地で軍事衝突が発生以降、初めての訪問となった。同相のインド訪問は事前に発表されていなかった。
関係筋によると、ドバル氏は「現在の状況が続くのは相互利益に反する。平和と安定の回復は相互信頼を築き、関係発展のための環境を整えるのに役立つ」と述べた。
ニューデリーの中国政府関係者のコメントは得られていない。
王氏はジャイシャンカル外相とも会談した。