[ロンドン 22日 ロイター] - 男子テニスのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、今週のレーバー・カップを最後に現役引退することを表明したロジャー・フェデラー(41、スイス)について、「史上最高の選手の1人」であり「テニス界に長く残る遺産を残した」とたたえた。
フェデラーは四大大会20勝、ウィンブルドン優勝最多8回の偉業を成し遂げたが、ここ数年は膝の故障に苦しめられてきた。23─25日にかけてロンドンで開催されるレーバー・カップがフェデラーにとって現役最後の大会となり、この大会ではジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マリー(英国)も含めて「ビッグ4」と畏怖されてきた4人が共闘する。
ジョコビッチは21日に記者団に対し、「彼がテニスに与えた影響はとてつもなく大きい。プレーの仕方、スタイル、軽々とやってのける姿は、コーチや選手、テニスファンの目には完璧に見えたことだろう。彼はテニス界に長く残るとても大きな遺産を残した」とコメント。
そして、レーバー・カップに向けて「アンディも私も、これが彼(フェデラー)の最後の試合になること、今週末が彼とのさよならになることを知らなかったので、この機会はなおさら素晴らしい。なぜなら、彼はテニス、その他のスポーツを含めても史上最高のアスリートの1人なのだから」と語った。