[21日 ロイター] - 国際テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)は21日、女子シングルスの元世界ランキング1位シモナ・ハレプ(ルーマニア)が禁止薬物に陽性反応を示したとして暫定的な資格停止処分としたことを発表した。
現在世界ランク9位のハレプは、8月末から開催された全米オープン出場時の検体2個から、禁止薬物のロキサデュスタットが検出されたという。
ハレプは交流サイト(SNS)にて「これから私の人生で最も困難な試合が始まる。真実を求める戦いだ」とコメント。陽性反応となった禁止薬物は非常に微量だったとし、「キャリアを通じて不正行為が頭をよぎったことは一度もない。それは私のあらゆる価値観に反するものだ」と故意の薬物摂取を否定している。
女子テニス史上では、2016年の全豪オープンで禁止薬物に陽性反応が出たマリア・シャラポワ(ロシア)が最終的に15カ月の資格停止処分を受けた例がある。