[31日 ロイター] - 男子テニスの元世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(35、セルビア)は厳しいシーズンの中、ウィンブルドン選手権での優勝が大きな自信になったと明かした。
ジョコビッチは1月、四大大会第1戦の全豪オープンに出場するためオーストラリア入りしていたが、新型コロナワクチン未接種だったため、同国から強制送還になった。その後は本来の調子を発揮できず、クレーシーズン終盤からようやく復調の兆しを見せていた。
ウィンブルドン決勝ではニック・キリオス(オーストラリア)を下し、四大大会21回目の優勝を達成。その後、テルアビブ、アスタナでもタイトルを獲得した。今週のマスターズ・パリ大会では、同大会7回目の優勝を目指す。
ジョコビッチは「オーストラリアでの出来事を受け、シーズン前半は精神的に追い詰められ、それがプレーにも影響していた」とコメント。「自分が求めるレベルを取り戻せたのはクレーシーズン終盤だった」とし、「ウィンブルドンでのビッグタイトル獲得が大きな自信になった」と振り返った。