[ワシントン 9日 ロイター] - バイデン米大統領は、週末に予定されるアジア訪問に合わせて日本の岸田文雄首相、韓国の尹錫悦大統領と会談し、北朝鮮の核開発阻止に向けた対応を協議する。ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のワトソン報道官が9日、明らかにした。
バイデン氏は米・東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議や20カ国・地域(G20)首脳会議に出席するためアジアを訪問する。日韓首脳とは13日にカンボジアで会談するという。
ワトソン報道官は「首脳らは特に北朝鮮による大量破壊兵器と弾道ミサイルの違法な開発がもたらす継続的な脅威に対処する共同の取り組みに関して、インド太平洋地域全体における3国間協力の強化に努める」と述べた。
北朝鮮は10月、日本上空を通過する形で弾道ミサイルを発射。これを受け、バイデン氏は岸田氏と電話会談し、日本防衛に対する米政府の「強固な」コミットメントを改めて表明した。
また、米韓戦闘機が黄海で爆撃訓練を行ったほか、日米の戦闘機も日本海で合同訓練を実施した。