[パリ 9日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは9日、パリで男子シングルス準決勝を行い、四大大会単独最多23勝を目指すノバク・ジョコビッチ(セルビア)とカスパー・ルード(ノルウェー)が決勝に駒を進めた。
第3シードのジョコビッチは、第1シードで世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(スペイン)と対戦。第1セットを6─3で取ると、第2セットは5─7で落としたが、第3セットを6─1、第4セットも6─1で制した。
キャリア通算34回目の四大大会決勝に挑むジョコビッチは記者会見で、「プレッシャーは常に背負っている。だが、それもテニス、そして私の人生の一部。経験は豊富だが、それで勝てるわけではない。しっかり回復して次の長い戦いに向けて準備をするだけだ。もし優勝できたら、そのときに歴史について語ろうではないか」と語った。
もう1試合では第4シードのルードが第22シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6─3、6─4、6─0のストレートで下し、2年連続の決勝進出を果たした。
昨年はラファエル・ナダル(スペイン)に屈し、準優勝に終わっていたルード。ジョコビッチとの過去4戦で一度も勝てたことはないが、「おそらく今、この1年で最高のテニスができている。昨年の決勝で敗れた経験を、日曜(11日)の決勝でいいプレーをするモチベーションにできたらいい」と報道陣に話した。