[12日 ロイター] - 韓国軍は12日、北朝鮮が先月打ち上げに失敗したロケットが落下した海域で中国軍の艦艇が引き揚げ作業を進めていることを明らかにした。
韓国軍によると、ロケットは韓国西部沖の於青島(オチョンド)付近に落下。韓国軍は独自にロケットの残骸の捜索活動を進めており、残骸の一部を引き揚げた。
韓国軍によると、ロケットは中国と韓国の排他的経済水域(EEZ)が接する地点の海上に落下した。
韓国合同参謀本部の報道官は12日の定例会見で「中国艦は現在、於青島の西方200キロメートルの地点で引き揚げ作業を行っている」とし、韓国側の対応を必要とするような「妨害」行為はないと述べた。
北朝鮮は先月31日、初の偵察衛星を打ち上げたが、失敗に終わった。北朝鮮は近いうちに再び衛星を打ち上げると表明している。