[マドリード 13日 ロイター] - スペイン・サッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長は13日、同国1部レアル・マドリードでプレーするビニシウス・ジュニオール(22、ブラジル)を支援する反人種差別活動の一環として、来年3月にブラジル代表とスペイン代表が国際親善試合を行うと発表した。
ビニシウスは5月に行われたバレンシアとのリーグ戦で人種差別的な侮辱を受け、大きな問題となった。リーグ側が当局に通報した選手に対する同様の事件は、これが今季10件目だった。
ブラジル・サッカー連盟(CBF)のエドナルド・ロドリゲス会長は記者会見で「人種差別に関して、サッカーの管轄組織がより厳しい処罰を下す必要があるという理解が重要だ。罰金では不十分。クラブにも責任を負わせる必要がある」と語った。
ルビアレス会長も「サッカー界に人種差別の余地はない。バレンシアで起きたようなことがわが国で起こるのは耐えがたいこと。われわれは人種差別の問題を抱えており、それと戦わねばならない」と力を込めた。