[16日 ロイター] - 米プロバスケットボール協会(NBA)のグリズリーズに所属するジャ・モラントが、5月13日にライブ配信された動画で「意図的かつ明確に」銃器を見せたとして、25試合の出場停止処分を科された。欠場の間は無報酬となる。
オールスターに2回選出されたことのあるモラントは3月にも、SNS上の別の動画でナイトクラブで銃を所持する姿を見せ、8試合の出場停止処分を受けていた。
今回の動画では、車内で見せつけるように手に拳銃を持つ姿が確認でき、グリズリーズは5月にモラントのチーム活動への参加を禁止した。
NBAのアダム・シルバー・コミッショナーは声明で、「ジャ・モラントが再びソーシャルメディア上で銃器を持つという決断を下したことは、3月に同様の行為をしてすでに8試合の出場停止処分を受けたことを考えると憂慮すべきことだし、不快。他の若者がジャの行為をまねする可能性が特に懸念される」とし、25試合の出場停止処分は適切で、銃を使った無謀で無責任な行動が容認されないことを明確に示すものと述べた。
モラントはESPNの声明で「私の有害な行為について謝罪する。私を尊敬してくれている子供たち、ロールモデルとしての期待を裏切ってしまい申し訳ない。もっと良くなると約束する」とコメント。スポンサーやファン、チームにも謝罪した。