[マドリード 19日 ロイター] - 19日公表の世論調査によると、来月のスペイン総選挙(下院定数350)は、中道右派の野党・国民党(PP)が最多議席を獲得する見通し。与党・社会労働党(PSOE)を大きく引き離している。
調査は地元紙エル・パイスの委託で世論調査機関40DBが今月12─14日に実施した。
PPは128─142議席を獲得する見通し。5月31日─6月1日に実施した前回調査では131議席だった。
PSOEは99─109議席を獲得する見通し。前回調査では107議席だった。
PPと連携する極右政党ボックス(VOX)は37─41議席を獲得する見込みで、両党の議席は合計で絶対多数の176議席を上回るとみられている。
スペインのサンチェス首相は先月29日、統一地方選挙で与党が敗北したことを受けて、議会を解散して7月23日に総選挙を実施すると表明した。