[モスクワ 21日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は21日、バイデン米大統領が中国の習近平国家主席を「独裁者」と呼んだことについて、米国の外交政策が矛盾しており、予測が不可能なことを示していると述べた。
同報道官は、今週北京で習主席と会談したブリンケン米国務長官の米中緊張緩和に向けた取り組みとバイデン氏の発言は矛盾していると指摘。
「米国の外交政策の大きな矛盾が露呈した。これは予測不可能な要素が大きいことを物語っている」とし、ブリンケン氏の訪中では「さまざまな融和的な発言」が出たが、その後のバイデン氏のフォローアップは「理解不能だ」との認識を示した。
「ただ、これは彼らの問題だ。われわれの対米関係は悪いが、対中関係は非常に良好だ」とも述べた。