[キーウ 28日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は同国の憲法記念日にあたる28日、議会で演説し、ロシアの政治的・軍事的指導者は「盗賊」だと述べ、ロシアがウクライナの領土を占領した状態で停戦する和平案を拒絶する考えを示した。
ゼレンスキー氏はウクライナが「勝利への道を歩んでいる」と宣言。ロシアの指導者にウクライナへ戦争を仕掛けたことに対する裁きを受けさせなければならないと訴えた。
「彼らは国家の指導者ではなく盗賊だ。ロシアの国家機関を手中」にして、全世界を恐怖に陥れていると述べ、ロシアの大統領は「狂気」に取りつかれたと表した。
ゼレンスキー氏はまた、ロシアがウクライナ侵攻以降に獲得した領土を占領し続けたままにするようないかなる和平案にも反対だと強調した。