[ロンドン 4日 ロイター] - 女子テニスの世界ランキング6位、オンス・ジャブール(チュニジア)は4日、サウジアラビアがテニスへの投資に関心を持っているという報道を受け、歓迎の意を表した。
サウジアラビアは近年、サッカー、F1、ボクシングに巨額の資金を投入している。ゴルフでは新興ツアー「リブ・ゴルフ・インビテーショナル・シリーズ(LIV)」を立ち上げて米PGAツアーと対立し、後に和解した後も米国内で独占禁止法を巡って話題になるなど大きな注目を集めている。
テニス界でも、男子テニス協会(ATP)や女子テニス協会(WTA)の幹部がサウジアラビアの話題に言及するなど動向に関心が集まっている。
ジャブールはそういった状況を受け、「選手にとってメリットがあるなら、100%賛成する。サウジアラビアにはATPだけでなくWTAにも投資してほしい」と発言した。
サウジアラビアは人権問題を覆い隠すためにスポーツを利用しているとの批判を受けているが、ジャブールは「サウジは女性に権利を与えていて素晴らしいと思う。彼らが単なる投資ではなく、私たちに今以上の利益をもたらしてくれることを願う」と支持した。