[ロンドン 12日 ロイター] - 自動車レースF1のメルセデスでテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソン氏は12日、マクラーレンのマシンアップグレードをラップタイム向上のヒントとして注目すると述べた。
9日に決勝レースが行われた英国グランプリ(GP)で、マクラーレンはランド・ノリス(英国)が2位、オスカー・ピアストリ(オーストラリア)が4位に入った。メルセデスはルイス・ハミルトンが3位、ジョージ・ラッセル(ともに英国)が5位だった。立ち上がりの悪かった今季のマクラーレンは、これが初の表彰台獲得になった。
アリソン氏は英国GPのデブリーフィングで全てのチームによるアップグレードを注視しているとしたが、「何か新しいものや変わったものが出てくれば記録する。マクラーレンのアップグレードが興味深くて珍しいのは、ラップタイム向上の効果がかなり強いこと。シーズン途中でこれほど相対的な競争力向上は珍しい」と述べた。
また、「何を変えたのだとしても、それがラップタイムに違いを作り出したのは明らかだ。それが何であったのかを知り、自分たちのマシンを開発する上で利用できるかどうか確認することは私たちにとって非常に有益だ」と話した。