[ロンドン 14日 ロイター] - テニスのウィンブルドン選手権は14日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス準決勝を行い、第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)と第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が決勝に進んだ。
アルカラスは第3シードでロシア出身のダニル・メドベージェフに6─3、6─3、6─3のストレート勝ち。四大大会最多24勝目、ウィンブルドンでは最多タイ8勝目を目指すジョコビッチは第8シードのヤニック・シナー(イタリア)に6─3、6─4、7─6で勝った。
アルカラスは全仏オープン(OP)準決勝でジョコビッチと対戦したが3─6、7─6、1─6、1─6で敗戦。試合の最初からとても緊張し、全身がけいれんしたなどと試合後に明かしていた。
アルカラスは決勝に向け、「全仏OPの時ほど緊張せずに試合に臨めるよう努める。決勝の途中でけいれんが起きないことを願っている。落ち着くため、そして、決勝でノバクと対戦するということを考えないようにするため何か運動をするつもりだ」と話した。
一方のジョコビッチは、「彼(アルカラス)はモチベーションにあふれているし、若くて、ハングリーだ。私もハングリー。さあ、盛り上がろうではないか」とコメント。「おそらく、私たちの最高の決勝となるだろう。2人ともいいコンディションで、いいテニスをしている。もちろん優勝したいし、それを楽しみにしている。フィジカル、メンタル、感情、あらゆる側面で私にとって現時点での最大の挑戦になるだろう」と語った。