[ウェリントン 27日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は27日、米英豪による安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」にニュージーランドが関与する扉は開かれていると表明した。
ブリンケン氏はニュージーランドのヒプキンス首相、マフタ外相と会談した。27日中にオーストラリアに向かう。
ウェリントンで行われた記者会見で「われわれは長い間、国家安全保障の最重要課題で協力してきた。AUKUSをさらに発展させるに当たり関与の扉は開かれている」と述べた。
ニュージーランドはAUKUSの第2段階に関する協議に前向きな姿勢を示している。
マフタ氏は「非核の立場について妥協したり変更したりする用意はない」と改めて表明し、太平洋の非核化を支持していく考えを示した。
国際ルールに基づく秩序や、ますます厳しくなりつつある太平洋と世界の環境についてブリンケン氏と意見交換したと述べ、民主主義と人権に対する両国のコミットメントを強調した。
ニュージーランドはソロモン諸島の独立を尊重すると述べる一方で、地域に影響を与える決定を下す際に太平洋諸国が協力することを求める地域協定も支持していると語った。