[バンコク 3日 ロイター] - タイ国会のワンムハマドノー下院議長は3日、4日に予定されていた首相選出投票を延期すると発表した。
5月の総選挙以降続いている政治の空白がさらに長引くことになる。
ワンムハマドノー氏は、総選挙で第1党となった前進党のピター党首の首相立候補資格が無効とされたことへの申し立てを巡り憲法裁判所が判断を下す16日以降にずれ込むとの見通しを記者団に示した。
第1党から首相を選出できなくなったことを受け、野党が対応を協議していた。前日、第2党のタクシン元首相派「タイ貢献党」が元企業経営者のセター氏を首相候補として政権樹立を目指すと表明していた。