[ジュネーブ 7日 ロイター] - 2年前に行われた東京五輪の大会期間中、ポーランドに亡命した陸上女子短距離のクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手(26)について、世界陸連はポーランド代表としての大会出場を容認した。
国籍の変更には通常3年間の待機期間が必要だが、同選手はこれが免除された。
ツィマノウスカヤ選手はベラルーシ代表として出場した東京五輪では自らの意に反して専門外の1600メートルリレーのメンバーに入れられたとし、コーチ陣を批判。代表チームからの離脱、帰国を強制されたが、危険を感じて飛行機への搭乗を拒否した。
ツィマノウスカヤ選手は昨年、ポーランドの市民権を取得。世界陸連によると、8月6日からポーランド代表としての大会出場が可能になったという。
同選手はインスタグラムに「とてもうれしいけれど、全てがとても早く、しかも突然に起こっているので不思議な気持ち」と投稿。「ブダペストで行われる世界選手権(19日開幕)に行くかもしれない」と述べた。