[13日 ロイター] - ロシア外務省のザハロワ報道官は、プーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が近く開く会談について、世界の地政学的変化を背景に重要性が高いとの見解を示した。ロシア通信(RIA)が13日に報じた。
ロ朝首脳会談は13日にも開催される見込み。米国や同盟諸国は、会談で軍事協力が協議され、武器や防衛技術の取引で合意がまとまる可能性があるとして警戒している。
ザハロワ報道官はRIAに対し、20カ国・地域(G20)が生み出した相乗効果、新興5カ国(BRICS)の拡大、脱ドルの動きといった地政学的変化は、「米国が作り出す終わりのない危機から抜け出す方法」だと語った。
「この状況で2国間の接触は非常に重要だ。また、朝鮮半島情勢は言うまでもなく地域の安全保障と安定にとって最も重要だ」と強調した。