[北京 18日 ロイター] - 中国外務省は18日、王毅共産党政治局員兼外相が18─21日にロシアを訪問すると発表した。10月にも実現する可能性があるプーチン大統領の訪中に向けた地ならしをするとみられている。
中国外務省によると、王氏はロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と年次戦略安全対話を行う。
また、北京で開催が予定される「一帯一路フォーラム」へのプーチン氏出席に向けた調整が行われる可能性がある。中国の習近平国家主席は3月にモスクワを訪問した際、プーチン氏を招待していた。
国際刑事裁判所(ICC)がプーチン氏に逮捕状を出して以降、同氏の外国訪問は伝えられていない。
ICC加盟国は自国領内にプーチン氏が入国した場合、同氏を逮捕することが義務付けられているが、中国はICC設立につながったローマ規程を批准していない。
王氏は訪ロに先立ち、16─17日に地中海の島国マルタでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談した。
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