Kazuhiko Tamaki
[東京 25日 ロイター] - 松野博一官房長官は25日午後の会見で、中国が南シナ海に「浮遊障壁」を設置しフィリンピンが非難していることに関し、懸念を持って注視し、緊張を高めるいかなる行為にも反対するとの見解を示した。
松野官房長官は「南シナ海を巡る問題は地域の平和と安定に直結する問題であり、わが国を含む国際社会の正当な関心事項である」と指摘。「南シナ海を巡る緊張を高めるいかなる行為にも強く反対する」と語った。
また、日本政府は米国とも連携しながらフィリピンと緊密に連携していくとした。
フィリピン沿岸警備隊は24日、中国と領有権を争う南シナ海スカボロー礁で中国海警局が「浮遊障壁」を設置し、フィリピン漁船の入域を妨害したと明らかにし、声明で「強く非難する」と表明した。