[フランクフルト 27日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は27日、本社のあるウォルフスブルクのネットワーク部品に原因不明の誤作動が発生し、ポルシェとアウディの両ブランドを含む全グループで国内生産が停止するなど影響が生じていると発表した。
ポルシェは現在、コメントをしていない。アウディの広報担当者は影響を受けていることを確認し、程度を分析中と明らかにした。
VWではエムデンやオスナブリュック、ハノーバー、ドレスデン、ツウィッカウの工場で生産に支障が生じた。部品工場ではブラウンシュヴァイク、カッセル、ケムニッツ、ザルツギッターの拠点が影響を受けたという。
誤作動の発生は中央欧州時間の同日午後零時半。同社は「現段階の分析では外部からの(サイバー)アタックではなさそうだ」としている。