[5日 ロイター] - 米国の対中半導体輸出規制の見直し作業が最終段階に入っている。関係筋が5日までに明らかにした。バイデン米政権が近く中国に対する規制を強化する兆候とみられる。
ロイターは2日、米当局者がここ数週間で中国に対し、半導体製造装置や人工知能(AI)用半導体の対中輸出を巡る規制を10月中に改定すると通告していたと報じた。
関係筋によると、今回の見直しにより新たな規制措置が追加され、抜け道がふさがれることになるという。
米行政管理予算局(OMB)は4日、「半導体製造装置の輸出管理、エンティティーリストの見直し」と題した内容をウェブサイト上に掲載した。関係者は、対中半導体輸出規制に関するものだと確認したと明らかにした。
複数の元当局者らによると輸出管理規則については通常、国務省や国防省、商務省、エネルギー省の間でその内容について合意が得られるまでOMBは公表しない。