[アントワープ(ベルギー) 6日 ロイター] - 体操の世界選手権は6日、ベルギーのアントワープで女子個人総合決勝を行い、シモーン・バイルス(米国)が最多記録を更新する6回目の優勝を果たした。
バイルスは4種目合計で58.399点を獲得。2位は前回優勝のレベカ・アンドラデ(ブラジル)で56.766点、3位は56.332点のシャイリース・ジョーンズ(米国)だった。
岸里奈は53.199点で11位、畠田千愛は51.865点で17位だった。
バイルスは2016年リオデジャネイロ五輪で4冠を達成したものの、東京五輪ではメンタルヘルスの保護を理由に一部競技を棄権。2年間の休養を経て今年8月に復帰していた。
五輪と世界選手権での合計メダル数を34個とし、男子のベラルーシ出身ビタリー・シェルボが持っていた最多記録を更新したバイルスは、「10年前、世界選手権で初優勝したこの場所に、今また戻ってきたのは感慨深い」とコメント。「ここに至るまでの自分の努力を誇りに思う。引退して振り返り、自分がやってきたことの全てが分かるまで実感はわかないと思う」と語った。