[アントワープ(ベルギー) 8日 ロイター] - 体操の世界選手権は8日、ベルギーのアントワープで種目別決勝を行い、橋本大輝が男子鉄棒で15.233点を記録し、初優勝を果たした。
橋本は3日の団体総合、5日の個人総合に続き、今大会3つ目の金メダルで3冠達成。日本選手では2015年の内村航平氏以来の快挙となった。
男子平行棒では、杉本海誉斗が15.000点で銅メダルを手にした。
女子では、シモーン・バイルス(米国)が平均台と床運動で金メダル。約2年ぶりの国際大会出場で合計金4つ、銀1つを獲得した。世界選手権と五輪を合わせた総メダル数は史上最多の37となった。
バイルスは「メダルの数や色はあまり気にしていなかった。もう一度、自信を持って戦いたかっただけ。私は自分自身に、まだ舞台に立って、ツイストできることを証明しなければならなかった。敵意を持つ人たちが間違っていて、私は意気地なしではないと証明できた」とコメント。
バイルスは2021年の東京五輪で、精神的な問題から思うように体を動かせなくなる「ツイスティ」と呼ばれる症状に苦しみ、一時競技から離れた。