Humeyra Pamuk Nandita Bose Nidal al-Mughrabi
[カイロ/ワシントン/ガザ 16日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は15日、パレスチナ自治区ガザへの支援に向け、ガザ南部ラファにあるエジプトとの境界の検問所が再開する見通しだと明らかにした。エジプトのシシ大統領とカイロで会談後に述べた。
ブリンケン氏は「ラファは再開される。われわれは国連、エジプト、イスラエルなどと協力し、人々に援助を提供するメカニズムを構築している」と語った。
具体的な再開時期には言及しなかった。中東の人道問題担当特使に任命されたベテラン外交官のデビッド・サターフィールド氏が16日にエジプトに到着し、詳細を詰めるという。
NBCニュースがパレスチナ当局者の話として報じたところによると、ラファ検問所は16日午前9時に開通する。ABCニュースは治安筋の話として、16日に数時間開かれると報じた。ロイターは報道された開通日時を現時点で確認できていない。
イスラエルはイスラム組織ハマスとの衝突を受け地上作戦を準備しており、ガザの住民に南へ避難するよう促している。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は16日、ガザ地区全域の病院で燃料備蓄が24時間程度でなくなる見込みだとし、患者が危険にさらされていると明らかにした。
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