Simon Lewis
[ワシントン 26日 ロイター] - 国連世界食糧計画(WFP)のシンディ・マケイン事務局長は26日、パレスチナ自治区ガザへの物資搬入について、エジプトとの境界にあるラファ検問所のチェックが厳し過ぎるために支援が遅れていると批判した。
マケイン氏はロイターとのインタビューで、ガザに到達したトラックは「ほんの数台だ」と指摘。「もっと多くのトラックが必要だ。人々が飢え死にすることがないようガザへの安全で自由なアクセスが必要だ」と強調した。
国連によると、今回の戦闘が起こる前に通常1日平均500台のトラックがガザに入ることが許されていた。
マケイン氏は、検問所では検査のために物資をトラックからいったん降ろす必要があると説明。「官僚主義は狂っている」と述べ、武器や弾薬が密輸されていないことを確認するためにチェックが必要なのは理解できるが、食料の搬入はもっと簡単であるべきだと指摘した。