Humeyra Pamuk Michael Martina
[ワシントン 27日 ロイター] - 米政府高官は27日、来月の国際会議に合わせてバイデン大統領と中国の習近平国家主席の会談を実現できるよう協力することで中国と合意したと明らかにした。
訪米中の中国の王毅外相はブリンケン国務長官、サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)と2日間にわたり協議した。11月にサンフランシスコで開催するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、米中首脳が会談することに前向きな空気が醸成されたという。
高官は「われわれは会談に向けて準備を進めている」と述べ、中国側がいつ発表するかは同国次第だとした。
AP通信は27日、11月に米中首脳会談を開くことで合意に達したと報じた。
王外相はバイデン氏とも1時間にわたり会談。ホワイトハウスは米中間でオープンな対話ラインを維持する「良い機会」になったとコメントした。
米高官によると、王氏はブリンケン、サリバン両氏と計9時間協議。「率直で綿密な」内容だったとした。
米側は軍同士の対話チャンネルを再開させる必要性や東・南シナ海における中国の行動、中国で拘束されている米国人などの懸念事項を提起した。
ブリンケン氏と王氏は、中東情勢についても「率直な意見交換」を行った。