[モスクワ 6日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は2024年3月の大統領選に出馬することを決めた。関係筋6人がロイターに明らかにした。
少なくとも2030年まで権力の座を維持することになる。
プーチン氏はエリツィン前大統領の辞任に伴い、1999年12月31日に大統領代行に指名された。同国の指導者としては、スターリン以降、すでに最長の在任期間となっている。
10月7日に71歳となった。
関係者は、出馬の決定が下され、顧問が選挙戦の準備をしていると一様に述べた。外交筋は近く発表があるとの見方を示した。
ペスコフ大統領報道官は、大統領は何ら発表していない、と述べた。ペスコフ氏は9月、プーチン氏が出馬を決めれば向かうところ敵なしだろうと述べていた。
プーチン氏は、80%という高い支持率を持ち、選挙自体は「無風」とみられるが、同氏およびロシアは、約30年前のソビエト連邦崩壊以降、最も厳しい試練に直面している。
昨年に始めたウクライナ戦争で西側の厳しい制裁を受け経済は打撃を受けた。民間軍事会社ワグネル創設者エフゲニー・プリゴジン氏による6月下旬の反乱は失敗に終わったものの「子飼いの乱」で威信が傷ついた。