[11日 ロイター] - 米大リーグ(MLB)エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手の契約先を巡り大きな注目が集まっているが、MLB公式ウェブサイトは11日、ジャイアンツの番記者からの情報として、同球団が最大のターゲットとしているのは大谷だと報じた。
先般のGMミーティング期間中に地元紙サンフランシスコ・クロニクルのジョン・シェイ記者が複数の代理人を取材したところ、ある代理人は大谷にとってジャイアンツは「ぴったり」と表現。また別の代理人は、ジャイアンツは西海岸に立地し、大谷獲得の可能性があると話したという。
シェイ記者によると、ジャイアンツは今オフにポスティング制度を利用して日本からメジャーに挑戦する予定の山本由伸投手(オリックス)の獲得も計画しているという。ファーハン・ザイディ編成本部長らを筆頭に現地視察を行うなど、相当に調査を進めてきたと、その根拠を挙げた。
その上でシェイ記者は、ジャイアンツが最大のターゲットとしているのは大谷だとし、大谷獲得を争う球団のなかでもジャイアンツの資金力はトップクラスだと説明。最終的に総額5億ドル(約757億5000万円)を大きく超過することになったとしても、ジャイアンツは契約に突き進む可能性があるとした。