Guy Faulconbridge Lidia Kelly
[モスクワ 29日 ロイター] - ロシア内務省は、同国に対する「忠誠承諾書」への署名を外国人に強制する法案を準備している。外国人が政府の政策を批判することなどを禁じる。
国営タス通信によると、ロシアに入国する外国人は「ロシア連邦の公的機関の活動を妨げ、いかなる形であれ、ロシア連邦の対外・国内国家政策、公的機関およびその当局者の信用を傷つけること」が禁止される。
また、伝統的な家族観に背くことや、「ソ連国民の祖国防衛における偉業とファシズムに対する勝利への貢献に関する歴史的真実を歪曲すること」も禁じられるという。
ロイターはこの法案を独自に確認できていない。内務省からは今のところコメントを得られていない。
ロイターの調べでは法案はまだ議会に正式に提出されていない。
タス通信は、外国人が承諾書に反した場合の罰則には触れていない。