[12日 ロイター] - サッカーのイタリア代表や、同国セリエAで活躍したDFジョルジョ・キエッリーニ(39)は12日、X(旧ツイッター)で現役引退を表明した。
キエッリーニはキャリアの大半を2004年に加入したユベントスで過ごし、同クラブで公式戦561試合に出場した。これはアレッサンドロ・デルピエロ(705試合)、ジャンルイジ・ブフォン(685試合)に次ぐ記録。
セリエAで9連覇、イタリア・カップとイタリア・スーパーカップでそれぞれ5回優勝、欧州チャンピオンズリーグでは準優勝2回と輝かしい実績を残した。今季は米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCでプレーしていた。
また、イタリア代表としては117試合に出場し、2021年に行われた欧州選手権では主将として母国を優勝に導いた。
キエッリーニは「君(サッカー)は私の人生で最も美しく、強烈な旅だった。私の全てだった。君と一緒に、特別で忘れられない道を歩んできた。だが今は新しい章をスタートし、新たなチャレンジと向き合い、人生のさらに重要でワクワクするページをつづる時だ」と述べ、引退の意向を示した。
ユベントスは声明で「ファンにとって17シーズンの間、背番号3は唯一、ただ1つのことを示していた。ジョルジョ・キエッリーニだ。全てが常に、ともにあった。あなたはいつもそばにいた、必要な時にすぐに駆けつけるスーパーヒーローのように。盾も、赤いマントも、バットモービルもなかったのに」とたたえた。